乳がんの早期発見は初期症状を知ることから

乳がんは女性であれば12人に1人が発生すると言われている、非常に発生率の高いがんです。誰しもが罹る可能性のあるがんですから、早期発見のために、初期症状を知っておくことはとても大切。

早期発見できれば、乳がんは手術によってほぼ確実に完治させられる病気です。しかし発見が遅れるほどその後の生存率も低くなっていくため、治療後も健康に過ごすためには、早期発見をして一刻も早く手術を行う必要があります。

乳がんの初期症状とは？

それでは、乳がんを早期発見するために、基本的な初期症状について知っておきましょう。

初期の乳がんの場合、痛みを伴うしこりはほとんど発生しません。

出典：このしこりは乳がん？初期症状かもと不安な人の乳がん予防ガイド｜乳がんの初期症状とは｜乳がん細胞に負けない予防法なび

乳がんの初期症状として有名な「胸のしこり」ですが、実は痛みはありません。痛みがなければ乳がんを、痛みがあればその他の病気を疑ってください。

乳頭や乳輪に湿疹やただれを生じたり、乳頭から血の混じったような分泌物が出たりといった症状が見られるときも乳がんが疑われることがあります。

出典：乳がんを学ぶ｜乳がんと症状｜乳がんを学ぶ｜がんを学ぶファイザー

あまり知られていませんが、分泌物・湿疹・ただれなども乳がんの初期症状のひとつ。しこりに気が付かなくても、胸に異常が見られる場合は早めに病院を受診しましょう。

しかし初期の乳がんでは食欲がなくなったり体調が悪くなったりといった全身症状はほとんどありません。

出典：りょうクリニック｜乳がんについて｜乳腺外科・マンモグラフィ・乳がん検診・乳腺専門医・大阪府高槻市・りょうクリニックHP

乳がんは初期症状に乏しいがんです。しこりや胸の異常の他に、全身への症状が現れにくいため、定期的に胸をチェックするようにしてください。

乳がんは全身への初期症状は現れませんが、しこりや胸の異常などが見られます。早期発見をしてその後の生存率を高めるためには、初期症状を知って、ご自身でのチェックが大切です。